山岡鉄舟は,「人にはすべて能不能あり,いちがいに人を捨て,あるいは笑うべからず」と言っています。
人にはすべてできることとできないことがあり,自分にできることが人にはできないからといって,その人を疎んじたり笑ったりしてはいけない,という戒めです。
勉強はまるっきり苦手な子どもでも,運動神経はぬきんでている子どもや,歌を歌わせたらとても上手だけど,感情を上手く伝えることができない子どももいます。
誰でも短所と長所を同時に兼ね備えているゆえ,なるべく長所を育てたいものですが,一面だけを見てその子を判断するの良くあることですね。
だからといって,知らぬ間に事件を起こした我が子を可愛さ余って罪を認めず,居直り反撃に転じる親が多いのも事実です。犯した大罪は補ってもらいましょう。
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