インフルエンザは,いつの間にか鳥が罹る病気になったようだ。
大手の養鶏場では何千何万羽の鶏が処分されたが,渡り鳥の仕業では...と言われている。
台風が過ぎると秋の気配も色濃くなり,芭蕉が詠んだ「此の秋は 何で年寄る 雲に鳥」という渡り鳥のシーズン到来。そしてまた養鶏場の悪夢が始まる。物価の優等生だった卵も,ガソリン同様右肩上がりが常識になるのだろうか?
上州の旅がらす(こんなお菓子があったよね?)など股旅者は,安住の地を求め方々を渡り歩くので渡り鳥と呼ばれ,出入りの助っ人に重宝されたのは江戸時代。
そんな渡り鳥が今や厄病神。
昨夜,私たちが指導を受けた大谷先生も日本各地を指導に動き回る渡り鳥生活を余儀なくされている。先生は,その生活を謳歌しているようだが・・・。
でも,そんな先生は私たちにとって「福の神」なのだ。
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