日差しが暖かかだった今日,気温は12℃まで上がった。
避難所生活者の方々にとっても太陽の日差しは天からの嬉しい贈り物だったでしょう。
でも,天は気まぐれに地震・津波で襲いかかった。
住む家は壊され流され,避難所生活も転々と流浪の旅。
「どうすれば いいんだべね?」
被災された方々がこれからの生活に対して,口にする言葉はこうなんでしょうね。
関係ないと思っていた関東圏でも,計画停電 → 一時休業 → 自宅待機 → 収入の減少 → 家賃滞納 → 難民化,とこんな風な負の連鎖が起きないとも限らないでしょう?
放射能汚染による避難指示で泣く泣く家を後にした人たちの固定資産税はどうなの?
いつ戻れるの?
原発廃棄して,電気代が10倍になる覚悟で自然光・風エネルギーによる電力に切り替えようと言ったって,企業は日本を脱出してしまい若者の働く場所がますますなくなっていくし...。
どうすれば いいんだべね?
明日は,5月15日の演奏会に向けてエヴァさん最後の練習だ。
私たちラムジカも「どうすれば いいんだべね?」
街頭などで義援金募金活動をしている人たちを目にすることが多くなった。
でも,その前を知らん顔して通り過ぎるのが『罪』のような風潮になっても困りますわな。
このたびの地震・津波で,家屋や家族を失った方々にとってまず必要なものは,寛(くつろ)げる空間と被災する前の楽しい思い出でしょうか。
その思い出がいっぱい詰まった宝物が瓦礫と化し,消(焼)失してしまった被災者に届ける言葉を知らない。
それから必要となるお金ということで,会社関係者などに合わせて3万2千円を募金した。
昨年の医療費還付を受けた金額に近づいたけどまだ受け取ってもいないし箪笥を買ってしまったし...,それでも「もう募金はしたからね」などと募金活動をしている人に言えんでしょうが。
ぼやいたってお風呂やお酒を飲める私はまだ幸せ。
不幸なのは,家族・親戚・知人・友人を失った方。
それも我が子であったり孫を失った方々です。
両親や祖父母を失うのは命の順序として諦めることができる...(とは思えないけど)。
昨夜,メンネルの現団員I君の通夜だった。
今日の本葬も彼の交友の広さを物語るように参列者は多かったが,広い会場に入りきれない人でごった返していた昨日の通夜だった。
そして,棺の中に横たわる彼を前にしてメンネル有志は思い出とともに歌った。
昨年末のメンネル定演のDVDを改めて彼中心にして観ている。
アンコールでは椅子から立ち上がり,歌い終えた彼は涙を拭っている。
私の義母は今も,病床で娘(亡き妻)の足をさすり,日々細くなっていく様子を話している。
親にとって幾つになっても子は子です。
初めて声を出して笑った日,歩いた日,卒園式,入学式など。
そう,老いて寝たきりになったとしても親は親。
親より先に旅立ったI君と妻は,親不孝者だったのでしょうか?
ご同輩方,できるうちに親孝行をしましょうよ。
おひとり様の私は外食で済ませることが多い。
文字通り外で食べるので,ご同輩方から「高くつくし大変だね」って言われる。
でも,家で料理をして内食(うちしょく)にしようとすると割高になってしまうんです。
余計な買い物をしてしまってね。
出来合わせの食品を購入して家で食べる中食(なかしょく)って言葉があるかどうか知らないけれど,専らそれです。
次男が帰って来た晩(24)は,私自身2日続けての「大戸屋」。
翌日の昼食はこれまた2日続けて近江町市場2階の「市の蔵」。
息子と2人外食では身が持ちません。
そこで料理教室に通うことにしました。
ラムジカ女性に「クッキングスクールで習うんだ」と言ったところ,「何を?」と聞いたピンボケがおりましたが,どんな料理を覚えるのか楽しみであります。
まぁ,暗譜のできない私が覚える料理もそんなに多くないことは確実ではありますが。
昨日,3人の子育てに追われている長女を少しでも癒そうと,帰ってきた次男を誘い,上の孫2人連れて「新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~」を観てきた。
「新」が付くのは,1986年に公開された作品のリメイクだそうで,声優さんもすっかり様変わりをしたって,ドラえもんはドラえもん。
やっぱり面白うございました。還暦間近の私も終章には涙目になりましたしね。
この涙には,3才の孫守りから解放されるという安堵の涙も半分ありましてな。
22才の次男と5才の孫は堪能しておりましたが,この3才めは大きな音で怖がり,ロボット攻撃でビビリ,そのたびにチケット半券を探して外へ出て一服するというメタボ予防運動をさせられていたのでした。
メンネルの練習で,I君の訃報を知った。
メイリングリストでメンバーには流れていたそうだが,最近,メールもネットも億劫な私です。
こんな時,何と言えば良いのでしょうか?
右の写真は,白浜駅。
駅前商店街はシャッターが下りている店が目に付いた。
♪春は名のみ...のように大阪も寒く,JR「スーパーくろしお」で白浜駅を降りるとずい分温かく感じましたが,駅でたたずむ人たちは「今日は寒いでんな!」と震えていた。
なに言うとるがいね。
呼んでおいたタクシーに乗り込んだ野々市の朝6時20分は0℃やったのに!
1300年余りの歴史を持ち,有馬,道後と並び「日本三古湯」とも称される白浜温泉。
ホテル三楽荘に泊まり,「藤の湯」と「衝幹(つくもと)の湯」を満喫してまいりました。
ホテルの山側に湧く「藤の湯」は含硫黄・炭酸水素塩泉でまろやかな肌触りで,海辺に湧く「衝幹(つくもと)の湯」はよく温まる塩化物強塩温泉だそうな。
(でも,ネットに掲載されていたホテルの温泉写真は眉唾ものでしたがね)
帰って20(日)の夜食は,母の手料理。
もうすぐ83才です。
味覚も衰え,しょっぱくなっておりましたが,美味いを連発したら喜んでおりました。
21(月・祝),夕方の6時からラムジカ練習。
約3時間の練習も短く思えたほどの充実した?練習でしたが,エヴァさんと練習できるのも2ヶ月も残っていません。そう思うと寂しいものがありますね。
その前に彼女の暗譜指令がキツク圧(の)し掛かっているところが何ともはや。
22(火)は,昨年の医療費還付請求の申告をしてきた。
でへっ,3万8千円戻ってくることに。
もっともその分払っているので,喜んでる場合じゃないのかも。。
23(水),テレビ台として高さ70cmの箪笥をアウトレット店で買った。
配送料加えてジャスト3万円。
天板左側角に凹み傷があって安くなっているのだけど,正規の半値以下どころか3分の1。
これも前日の還付さまさまです。
なぁ~に,使えば何だって傷が付いたり凹むものです。
こんなの気にしていたら,演奏会の後,何回自殺しなきゃいけなかったことか!
24(木)の夕方,次男が神戸から帰ってきた。
日中,本社の女性から「水2リットル入りペットボトルを経理のYさんに至急送って欲しい」「ついでに会社に単一乾電池6個も」の電話が入った。
何でも引き受ける私です。
さっそくスーパー巡りをしましたがな。
でも,その水がどこにもない!
午前中にはあったそうですが,探し始めた3時を回った頃の陳列棚にあるのは小さな500mlペットばかり。
松戸市に住むYさんには7ヶ月になる女の子がいるそうで,放射能による水汚染が心配だと地方在住の私に。ようやく人目につかない薬局で2リットル4本をゲットし送ったものの,乾電池には苦労しました。
近所の「ダイソー」(百均)で単一が8本ありましたが,買占めは良くないと思い4本ゲットし,我が家のラップされた未使用2本(いつ買ったか覚えてないけど...)と合わせて送った。
世の中すごいことになってますよ。
今朝も冷えてます。
被災地では,マイナス4℃と報道している。
この冷え込みの中,体育館に避難している被災者にとって薄い敷物で眠れと言ったって眠れるものではありませんね。
暑さ寒さも彼岸まで。そうあって欲しいものです。
この1週間で世の中が一変してしまった。
メイド イン ジャパンは精巧な技術と高品質で裏付けられたブランドだったのに,今や,放射能被爆をしているのでは?という風評被害が発生しつつある。
東京電力の一連の発表や説明は何なんでしょうかねぇ。
ところで,昨夜のラムジカ練習にピアニスト鶴見さんの伴奏が入った。
ずい分素敵な感じになってきた。
エヴァさんの分かり易い指揮で歌えるのも残りわずかだが,必死で覚えた(覚えようとしている)歌詞も途中で真っ白になってしまった。
越後湯沢でUターンしてから1週間後の今日,紀州白浜温泉に出かけてきます。
無事帰って来られますように。
マグニチュード9!
いったいどれだけのエネルギーなのか理解できないけれど,テレビで繰り返し放送している津波による大惨状を見る度,大変なことが起きてしまったことだけは分かる。
市や町が消えてしまった映像に「救い」を見出すことは困難だ。
被災者にとって「希望」は家族の安否確認だけだろう。
復興を考えるのは,予想される強い余震を乗り切ってからだ。
でも,どうやって?とつい思ってしまうのはご同輩方も一緒でしょ?
そうして今日も朝から終日,一人涙を流してテレビに釘付けになっている。
発電所の停止が相次いでいる東京電力は,タイトルの「計画停電」を発表した。
その担当大臣に,災害対策予備費・学校耐震化予算・地震再保険特別会計などを事業仕分けで削減廃止した民主党の蓮舫行政刷新相が『節電啓発担当』を兼務することになった。
これから災害対策予備費が底をつくのは火を見るより明らかなのに,それを削った彼女が節電啓発を担当するのは変で我慢ならない。
地震再保険特別会計では,再保険金支払限度額は特別会計予算総則で3兆7千5百億円あまり。こんなんじゃとっても足りないし,削減された。
今回,地震保険で支払われる金額(引受限度額)は,
・火災保険の保険金額の30%~50%の額。
・ただし,建物5千万円で生活用動産(家財)は1千万円が限度。
地震保険に加入している人は幸いだが,これで再建できるだろうか?
私の後輩に,眠って(目をつむって)歌う特技の持ち主S君がいる。
今は必至で指揮を見ているようだが,私たちと歌っている時は指揮不要だったのかな?
その愛すべき彼のページに「北陸にて北陸にて」が記載してあった。
*多田武彦作曲:男声合唱組曲「北陸にて」の終曲に,北陸線の「能生」「梶屋敷」「糸魚川」「青海」「親不知」「市振」「泊」「入善」の駅名が入っている。
東北の地震による影響で東京に行けず,戻りの特急「はくたか」が昔の急行列車状態。
停車駅なんて,糸魚川,『泊』,『入善』,黒部,魚津だもの。
大学3回生の時に「北陸にて」を歌った際,『市振』で海水浴をして「宮崎」に泊まり,『入善』『泊』を当時の仲間と歩いたことを思い出した。
メンネルに,多田武彦作品の中でも地味な「北陸にて」を何度も歌おうよと言っても誰も取り合ってくれなかったっけ。
テナーソロ「秋の 灯ともしころの 時雨の長浜のまちは ...」。
私の全盛の時だったような気がする。
それが昨年,息を細く長く,声をしっかり出せるように歌えるようになっていた。
そう,あの頃!
ところが今や首がヘナヘナですわ。
首って大事ですね。
足首,手首,乳首。3番目の文字は消えるようになってるはずだけど。。。
『長浜』の土蔵は今でもあるのでしょうか? ← テナーソロに出てくる地名
3人目の孫「しおり」ちゃんも,もうすぐ半年(生後6ヶ月)。
首もしっかり座って,抱っこすると可愛く笑ってくれる。
首が座ってないと,寝ている赤ちゃんを抱っこしようとしても頭が付いてこない...,とエラそうに言う私の首も,事故後,しっかり座ってきた感じだ。
時々,右手先に違和感というかシビレる感じがするけどね。
首の輪っか(コルセット)に頼らず歌いたい気になってきたのは良い兆候かな?
だから,今月に入っていつものように練習に顔を出し始めた。
先月なんて,MSN合唱団の本番(6)と前日練習と,最終日の28日の同じMSN合唱団練習の3回だけ。
私にとって,これって全く異常事態です。
首が座っていないからしょうがないっす。
今月に入って(12日現在),ラムジカ3回,メンネル2回。
楽しくてハーモニーを実感できるラムジカも,5月15日の演奏会まで残りわずか。
そして,指揮・指導者エヴァさんと練習できるのも残りわずかだ。
彼女が家庭の都合でハンガリーに帰るのは彼女にとってベストな選択だと思う。
そう思いつつ,首が座るようになって逆に腹(気持ち)が座らなくなってきた。
次回の練習でも低いって彼女に指を上げてもらえるように,わざと低めに歌おうっと。
ええ,わざとです。
そう,意図的にね。
東北地方太平洋沖で発生した大地震による被害の詳細が判明してきた。
津波がもたらす爪痕って,こんなにも残酷で悲惨なんですね。
昨日の14時46分ごろ起きた今回の地震の時,私はJR特急「はくたか」に乗って東京に向かい,越後湯沢で上越新幹線「とき」に乗り換えようとしていた時でした。
越後湯沢駅を目前に速度を落とした「はくたか」が突然大きく揺れ出し,中越地震の再来かと思ったものの,車内放送で「東北地方を震源とする地震で...」とあり,乗客の一部がネットでその後の状況を教えてくれた。
14時51分越後湯沢着の予定だったから,そこから1Kmくらい手前で立ち往生していたのでしょうか,越後湯沢に向かって列車が動き始めたのが約30分後。
ようやく越後湯沢まで到達。
「ようやく」と言うか「かろうじて」の方が正しいかな。
駅では改札もフリーで,ほぼ全員テレビ報道に見入っていた。
写真は,携帯電話が混んでいて駅外で通話していた時のもの。
越後湯沢駅ってこんな感じなんだ。。。
細雪・涙雪・淡雪・なごり雪...いろんな表現があるかもしれないが,そぼ降る雪の中,上越新幹線が不通と分かり乗客の中からレンタカーで東京に向かう人たちの声が飛び交った。
「葬儀・結婚式・面接...などで東京に行かねばなりませぬ。一緒に乗り合わせて行きませんかぁ~」などの声で,やっと手を挙げた私のグループには車が無かった。
というわけで,東京の合唱団のメンバーに連絡し「新幹線が動かず行けない!」と言うと,「東京も大変なんです!」と高層街東京の揺れによる被害と帰宅難民問題に気付いた。
で,金沢へ戻ろうとすると列車ダイヤが混沌。
駅構内は寒いので,「はくたか」18号(16時34分)に座り込む。
と,それがいつの間にか20号(17時38分発)に変更になって出発時間が未定に。
ダイヤ調整の後,動き出したのがナント20時30分。
金沢に着いたのは翌日となったけれど,無事着いた。
被災者にも,家族と無事会えた!と「無事」を口に出せたらどんなに良いことだろう。
駅に着いてタクシーに乗ろうとすると,前の乗客3人が「後ろの560円タクシーに乗りたいのに,この(中型700円)運ちゃん,鼻ク×くじって知らん顔してるっ」と喚(わめ)いている。
で大人の私,その中型に乗ってあげました。
乗客が何と言おうとタクシーだって並んで客待ちしてたんです。
「会社に言うぅぅ...」と口汚く罵っていた女性も地震による列車遅延被害者でしょうが,運ちゃんも被害者ですわな。
結局,半日以上「はくたか」に座っていた私も地震被害者かも。
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