タイトルは,西武百貨店でカラフルな造花をデコレートしたスタイリッシュな上品さを気に入り,衝動買いした店のレシートに表示されていた言葉。
いい加減だけど「装飾品」,つまり「デコレーション」の語源かもね。
我が家で唯一の和室にある3段の祭壇には,オアシスや花瓶に飾られた生花がいっぱい置いてあるが,(出張の多い男の身)水替えが思うようにいかず1週間以内に枯れてしまうため,造花アートフラワーのアレンジメントを高価だけど買ってしまった。
祭壇のグラデーションが一気に映えてゴージャスになった。
* どうよ,このカタカナ!
しかし,これって偽花。私は気に入っているけど,君は喜んでいるのかな?
5つも買ったし,3つはクリスタル・ヴァーズ(花瓶),残り2つは焼酎の空き瓶だ。
君,やっぱり偽モノ生花はダメですか?
二人で外国旅行した際,恥をかいたカタカナもやっぱりダメですか?
私が住んでいるマンションのベランダ防水工事が今月から始まり,8階からとうとう6階の私のところまで降りて来て,繋ぎ目のコーキング処理を除いてほぼ仕上がった。
東南の角部屋なのでその角から眺めると,各戸の間仕切りを取り払って防水シートを張った直線は何とも言えないくらいの感動さえ覚えます。
マンション管理組合理事長として良い仕事をしたと褒めてくれただろうな。きっと。
そして,我が家のもう1つのトイレのリフォームも完成した。
妻が病院から退院して,現在私が寝ている部屋に介護用ベッドを入れ,そこで寝てもらい,部屋向かいにあるトイレに介護認定を待つより先に手すりをつけよう(ついでに便器も一新)と業者に頼んでいたが,遅かった。
残念。きれいになったベランダもトイレも見ることができなかったね。
久しぶりにピアノのふたを開け,オルバン・ミサとメンネル指揮者N川さんが届けてくれたバーバーショップの音取りをした。本当に(×2)久しぶりの声出しだ。
こだわり過ぎて前に進めなくなりつつある私です。
無論,ご同輩方も他人事ではありませんよ。
6(火)午前4時28分,病室で妻が逝ってしまってから大波の怒涛が襲ってきたのです。
終末医療や末期患者と「終末」「末期」の文字が重くのしかかる患者本人対して,心無い言葉を投げかける院長のことをいずれ書く機会があると思うが,遺体の速やかな搬出の催促から葬儀に関することなどすることが多く,嘆き悲しむ暇がありません。
浄土真宗の当家では,妻の希望する葬儀を営むことにしたのです。
私? 私はどっちでもいい。棺に入っている主人公の希望が第一ですものね。
そうして,身辺が少しずつ片付いてくると未処理だったことが沢山あった。
昨年(平成20年)の医療費還付請求もその一つ。
昨日,松任税務署に行って来ました。
昨年1年間の医療費合計85万8千円。その結果,11万円が還付されることに。
例年4月上旬に還付されたお金は妻の治療費や洋服などに回されていたけど,それも叶わぬことに。子どもや孫たちにあげるとするか。
郵便物もギフトショップの大型冊子本,法要式場,石材店の案内が毎日のように届く。
その中に,メサイア合唱団からチラシ・チケットがドサッと届いた。
どっちでもいい今の投げやりな私だけど,これには参った。
16(金)朝起きて,第一ホテル東京シーフォートの部屋をゆっくり見渡すとネットで「1日5部屋限定喫煙室12000円」だなんて信じられないほど大きいのに驚く。
なにせ,チェックインして荷物を部屋に置き,急いで歌舞伎座に向かい,公演終了後に銀座(といっても有楽町ちかくだけど)で飲んで帰り,シャワーも浴びず速攻で寝たので,話題の夜景も見ておらずもったいないことをしました。
ネットで注文の備考欄に「翌日,本社パーティが28階で行われるため禁煙室に空きがありましたら変更お願いします」と書き込んだのが奏功したようで,部屋もプレミアムの禁煙室に変更されていたのでした。
横浜市南区宮元町の神総本部から,妻の葬儀(玉納奉寿)にお越しいただいたお礼のために部屋を7時半に出て,一路横浜へ。
都会は交通のアクセスが万全なだけに歩く距離は普段の私にすれば考えられないほど。
携帯電話の歩数計をセットして,11時にホテルに戻ってくるともう5千歩。
パーティ会場で歓談しながら動き回り,解散となって羽田→小松→自宅で,ついに1万歩。
恥ずかしながら,翌土曜には足の裏にマメが出来ておりましたわい。
何日ぶりでしょうか?
中秋の名月や十五夜,寒露のことなど書きたいことが山のようにあったのに,早や10月も半ばを過ぎてしまいました。
その間に,長い間病いと闘っていた妻が安らかな表情をして逝ってしまった。
簡単に「長い間」書いたけれど,実に16年と7ヶ月。本当にご苦労様でした。
これから私にどんな楽しみが残されているのでしょうねぇ。
6(火)早朝から,人生が一変。「もう,君はいないのか。。。」
罪作りな私でしたが,本社会議を外すわけにはいかず,15(木)・16(金)と東京へ行っておりましたが,定例となった10月歌舞伎座の通し狂言「義経千本桜」を一人寂しく観てきたのです。
「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」と並び,浄瑠璃の三大名作の一つに数えられ,古くから日本人にとって馴染み深い人気狂言のようですが,会議の都合上,最初の舞台替えもある大作「渡海屋・大物浦」は途中からしか観られず残念。
佐藤忠信と静御前の菊五郎と菊之助の親子の息のあった演技に堪能したものの,どうしても「君」の事が脳裏から離れず鑑賞ならぬ感傷に浸ってしまいました。
今回のホテルは,第一ホテル東京シーフォート(天王洲アイル)。
6時頃,ホテルの25階の部屋に,お台場から昇った朝日が赤々と差し込み,一日が始まった。
Copyright © 2002-2013 金沢の声楽アンサンブル ~ La Musica ~